『アトピー性皮膚炎』の治し方


 ★ 『アトピー性皮膚炎』とは?
 アトピー性皮膚炎は鼻炎、ぜんそく等と同じアレルギー性疾患です。
文部科学省の調査では、幼稚園児や小学生の気管支ぜんそくは、この十数年で2〜3倍に増え小学生の3,4人に1人はアトピー性皮膚炎に罹っているという結果が出ています。アトピーから喘息へ、喘息から鼻炎にといういわゆるアレルギーマーチの子供も多いといいます。
しかも、昔は、中学へ行く頃までには治るお云われていたこれらの疾患が、今ではその親にまで持ち上がっています。
何が原因なのでしょうか?立派な住宅、好きなものを腹一杯食べられる恵まれた生活。と思いきや、それらが反って悪い影響を及ぼしていると言えるようです。皮肉なものです。
アレルギーとは私たちの身体を外的から守る働き(免疫機構)に異常が生じたものです。
身体の中にばい菌・花粉・異種蛋白など身体に合わないもの(抗原)が入り込むと、これらをやっつける兵隊(抗体)ができます。普通は1対1です。中には1に対して10〜100も兵隊ができる人がいます。
次から次えと抗原が入る込むと兵隊も際限なく増えます。そして最後には、自分自身をやっつけるようになります。これがアレルギー疾患【自己免疫疾患】です。
症状は身体の弱い所に次々と現れ自然完治はありません。

  ★ アトピー性皮膚炎の特徴
 アトピー性皮膚炎は、湿疹に始まり、再燃を繰り返し治療に抵抗して治りにくく、
 早期に乾燥型皮膚炎に転化し、わずかな要因によっても激化して、治療を
 難しくする疾患です。
 アトピー性皮膚炎が他の皮膚病と異なるのは、遺伝性虚弱を基にして発症する
 ことです。
 治療後、完治したかに見えても、飲食が不適切だったり、ストレスが加わったり、
 体調をくずしたり等が引き金になり、再び激化・拡大して再発病するのは、
 まさに、消化吸収能力や栄養代謝力が弱いというような体質的素因が存在する
 からです。

  ★ アトピー体質の改善 
     内面的治療法(内側)
 a、完全除去食物療法

   抗原となっていると思われる食品を含まない食事に切り替えます。
   体内で異常免疫反応を起こす一番の原因は食物中のたんぱく質です。
   普通たんぱく質はアミノ酸まで消化分解され吸収されます(抗原性なし)。
   消化力が弱くアミノ酸まで分解できず大きい分子のまま吸収される
   (抗原性あり)からアレルギーとなります。
   原因物質ワースト3⇒毎日大量に反復して食べる食物(卵、牛乳、
   大豆(油))。
   其の他たんぱく質を含む食品はみな抗原となり得ますが、個人差が
   あります。

   「乳幼児」には離乳は遅めにし、与える食物には特別な注意が必要。
   たんぱく質や脂肪の多い食事を与え過ぎるとアレルギーになりやすい。

   「母親」は妊娠すると丈夫で元気な子供を生もうと肉・卵等を一生懸命
   食べる。
   それが裏目に出てアレルギーの子供が生まれる。母乳も抗原性と
   なりえます。
 
   
 b、消化、吸収を正常にする胃腸強化療法(漢方薬などの内服)

   
消化、吸収、免疫力が正常であれば、たんぱく質や大豆油を食べても
   アレルギーになることはありません。
   胃腸の働きが弱く消化能力が低いと、少しずつ体質が変わり潜在化
   (覆面性)します。そして自律神経や内分泌のバランスを乱すような
   条件(食物・気候・疲労・病気・細菌・花粉・・・・)が重なると具体的
   (顕在性)なアレルギー疾患が発現します。


 c、根治の為の食事の注意

   1、 牛乳、卵を多く摂り過ぎないようにしましょう。
   2、 油脂類(例、インスタントラーメン、スナック菓子、加工食品)を
      摂り過ぎないようにしましょう。
   3、 もち米製品、刺激物、香辛料等の摂りすぎに注意しましょう。
   4、 タンパク質性食品の同じ物を繰り返して食べることは特に悪く、
      一定の間隔を空けて食べるようにしましょう。

    外面的治療法(外側)
 d、外部環境の是正

   1、 犬、猫、小鳥等のペットは家の中では飼わないでください。
      (アレルゲンとなる)
   2、 下着類は面100%のものを用いて。動物繊維、化学繊維は
      アレルゲンとなり又静電気の刺激によって悪化します。
   3、 体温の上昇を避けるように。(特に、熱い風呂に入る、暖房の
      中に長く居る、電気毛布等の使用は体温が上がり、かゆみが
      強くなり、症状が悪化します。)

 ★ 具体的な治療法
    【aのこれだと思う食品を完全に除いた食事をする方法が最も効果的です。】
    しかし、今の社会生活上ではとても不可能です。そこで以下の【便法】を
    使います。

   1、原因物質ワースト3と特に食べれば悪化するものを減らし、
     週1〜2回と間隔を空けて食べる。
     野菜、海藻、穀類、魚を中心とした食事とする。
   2、1の補いとして生理活性物質[                         ]
   3、bの消化、吸収、、免疫力を正常化する[                   ]
     局所の炎症、かゆみを鎮める[                        ]
   4、自律神経と皮膚の鍛錬[風呂でよく温まった後、手足の先から冷水を
     掛け、更に、体部、頭部と慣らしていきこれを一風呂数回繰り返す]
   5、必要があれば外用薬を塗る[                          ]
   6、其の他の注意[弱酸性石鹸の使用、綿100%の下着、もち米製品、
     香辛料、熱い風呂、暖房、汗、副腎皮質ホルモン外用薬の使用は慎重
     に・・・・・]

  アトピー性皮膚炎は軟膏を塗るだけでは一時的に炎症・かゆみを
  鎮めますが治ることはありません。
  食事療法と漢方療法を主体とした体質改善療法、免疫療法を
  おすすめします。



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