| 意外に恐ろしい熱 中 症 |
| ●意外と恐い熱中症のメカニズム 地球温暖化の影響?でしょうか。今年の夏は7月下旬から、ものすごく暑くなりました。 偏西風の蛇行が原因とか、インド洋の高気圧の影響とか、フィリピン高気圧の異常とか? 色々云われていますが、兎に角暑いですね。沖縄から北海道まで、まるで高温サウナに 入ったようです。 熱中症とは、日射病や熱射病等の総称です。外界の暑さのために、身体の温度調節が 機能しなくなって起こる身体の異常な症状を言います。 人間の身体は、自律神経や汗腺の働きによって、一定の体温を保つように出来ています。 例えば、寒い時は、体表面の血管が収縮して、汗腺が閉じ、汗をかかない様にして体温の 放散を抑えます。 逆に暑い夏は、体表部の血管が拡張して血液を集め、汗腺も開いて汗をどんどん出します。 そしてこの汗が蒸発する時に気化熱を奪うために、体温が下がる訳です。 人間の身体はこのようにして、体温が一定になるようにコントロールされています。 ところが、夏の気温が高く、湿度も高い日本では、身体が蒸し風呂の中にいるような状態に なってしまいます。汗をどんどん出さなければ、気化熱を利用して体温が下げられません。 そのために、 @大量の発汗で脱水症状が起きます。 A汗とともに塩分等ミネラル分も出ます。このために体内の塩分濃度が低下します。 B発汗のために体表部の血管が拡張し、血圧が下がります。 C高温多湿で、汗がうまく気化しないと、体温が下がらず、逆に上昇してきます。 これらが、熱中症で色々な症状をを起こす原因になるのです。 |
| ●熱中症の症状 熱中症を大きく分けると4つに分類されます。 1、熱失神・・・血圧の降下によって、呼吸回数が増えたり、めまい、失神等が起きたりします。 2、熱痙攣・・・血液中のミネラル・塩分濃度が下がると、筋肉が痙攣を起こしてきます。 3、熱疲労・・・脱水症状によって、頭痛、めまい、吐き気、疲労・倦怠感等の症状が出ます。 4、熱射病・・・急激な体温の上昇によって、めまい、頭痛、吐き気、過呼吸などから、さらに 意識障害や呼吸困難、呼吸停止などに陥ることもあります。 |
| ●予防 先ず、予防が第一です。 1、炎天下とか、高温多湿の場所に長時間居ないようにしましょう。 2、水分の補給は小まめにする事。塩分やミネラルの含まれた飲料水、スポーツドリンク等が お勧めです。 3、汗には、水だけではなく塩分、ミネラルも含まれています。汗と共にこれらも排泄されます。 汗をかいた時は、少し大目の塩分補給が必要です。お新香、梅干、・・・ 4、夏は新陳代謝も活発になります。ビタミン剤や、ミネラル剤の補給も考えましょう。 5、寝苦しい夜ですが、睡眠不足や疲れをためない様にしましょう。 ●もし熱中症になったら 1、すぐ、涼しい日陰か冷房設備のある室内に移動させ、寝かして安静にします。 2、そして、身体を冷やします。冷たい水や氷でぬらしたタオルを顔や首、手足、わきの下等に 当てます。うちわや扇子、扇風機等で風を送り、汗を蒸発させた方がいいです。 3、そして、ぬるめの水を少しずつ飲ませます。この時、塩を少し入れたほうがいいです。 或いは、スポーツドリンクがあればそれを飲ませます。 4、気分が良くなれば、大丈夫です。でもしばらく横になっていたほうがいいです。 5、意識障害や失神などの重度の熱中症の場合には、すぐ病院の治療が必要です。 |
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