『肋間神経痛』とは?



 ★ 『肋間神経痛』とは?
 
 胸髄から出て、12対の肋骨に沿って走行する肋間神経が、
 何らかの原因によって傷害された為に生じる突発性の痛みを
 肋間神経痛と云います。
 
 ★ 原因と分類
 原因不明の原発性肋間神経痛と、何らかの病気の後に出てくる
 続発性肋間神経痛に分けられます。
1、原因不明;原発性は、心因性の痛みや続発性の痛みを除いた
  上で、末梢神経に何らの病変も見られないものを云います。
2、帯状疱疹等から;続発性は帯状疱疹の治った後に神経痛だけ
  残った場合の様に、明らかに原因と考えられる病気がある場合。

 この二つに分類されます。

症状
 痛みは普通片側だけで、神経の走行に沿って肋間を帯状に走る痛みが特徴
 で、痛みが強烈で、苦しみます。
 帯状疱疹によるものは、帯状に出た疱疹が治った後に痛みが残る場合が多
 くあります。

 ★ 帯状疱疹後の神経痛(ヘルペス後神経痛)()
 帯状疱疹ウイルス感染の後遺症として起こるもので、肋骨に沿って水泡が出て、
 それが治った後に持続性の激痛が起こり、難治性で非常に苦しみます。
 三叉神経の第一枝(額、目の周り)や肋間神経に多発し、
 まれに第二枝(鼻、上あご、上唇)や第三枝(耳、舌、頬の内側、下あご、下唇)
 にも及ぶことがあります。
 単純性ヘルペスと違い、広範囲に帯状に発赤と小水疱が出来ます。
 必ず身体の右または左側だけにブロック状に発生し、全身に広がる事は
 ほとんどありません。
 最初の2〜3日はピリピリした痛みが発生し、その後水泡が出てくるパタ〜ンが
 多いようです。
 症状は個人差が大きく、水疱もパラパラ程度の人もあれば、非常に多く出る人もいます。
 一般に、大病した後とか、疲れたりして体力が落ちた時に発症する事が多いようです。

★ 肋間神経痛と紛らわしい痛み、
1、普通の狭心症
  患者の性別・・・・中高年の男性に多い。
  胸痛発作の時期・・・・労作事に起きることが多いが、安静時に起きるタイプもある。
  胸痛の持続時間・・・・5〜10分程度。
  心電図検査・・・・診断に有効。
  ニトログリセリンによる治療・・・・胸痛を抑える効果がある。
2、微小血管狭心症
  患者の性別・・・・閉経後の女性に多い。
  胸痛発作の時期・・・・安静時に起きることが多い。
  胸痛の持続時間・・・・長い傾向にあり、1時間以上、半日異常続く人もいる。
  心電図検査・・・・異常が見つかりにくい。
  ニトログリセリンによる治療・・・・効果が薄く、Ca拮抗剤が有効な場合が多い。
胸の痛みだから、肋間神経痛だろうと痛み止めやシップ薬で治療しても、良くならない。
周期的に痛みが襲ってくる。胸に重石を乗せられたような、不安感を伴う胸騒ぎ、
喉が詰ったような胸騒ぎ・・・検査をしても心臓の異常はない。
ということで困っている中高年の女性が多くいます。
病院では、「気のせいでしょう」「ストレスですよ」等。
原因が分からないから、不安です。これがストレスになり、さらに痛みが増すことがあります。
症状は徐々に悪化してきます。
月に1〜2回だったものが週に2〜3回。さらに毎日。
しかも、痛む時間も1〜2時間からさらに長くなり、1日中。ということもあるようです。
ということで、心臓疾患と気が付かないで、悩んでいる人は多いようです。
これが最近だんだん分かってきたようですが、更年期以降の女性に多い、女性ホルモン減少
による心臓の髪の毛ほどの細い血管が収縮したり、詰ったりして、痛みが出ると見られています。
女性には狭心症が少ないという先入観から、病院でも十分対処してもらえないということも
多いようです。
更年期以降の女性で、帯状疱疹も出たことが無いし、上記のような症状に悩まされている女性は、
この微小血管狭心症を疑ってみたほうが良さそうです。




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